防腐剤フリーの化粧品について

 

防腐剤は肌に良くないから、入っていない防腐剤フリー化粧品方が良いのかな?なんて思った事はありませんか?

 

化粧品は水や栄養分で作られているので、防腐剤が入っていないと腐ってしまいます。

 

肌に良い成分というのは、栄養分が多い場合が多いので、菌が繁殖しやすいんです。

 

肌に良い成分やエキスが入っている程、防腐の事も考えなければなりません。

 

 

腐った化粧品なんか使ったら、スキンケアどころか肌トラブルを引き起こしてしまいます。

 

そこで今回は、化粧品に入っている防腐剤について触れていきたいと思います。

 

化粧品の防腐剤になっている成分にはどんなものがあるの?

 

 

防腐剤で有名なものには「パラベン」がありますが、この成分はアレルギーを引き起こす可能性があるとして嫌われる成分です。

 

化粧品を作っている各社は、このパラベンを使わずに、防腐効果を上げる方法を研究しています。

 

パラベンの代わりとなる防腐効果のある成分として

  • アルコール
  • エタノール
  • BG
  • グリセリン

などがあり、これらの成分には抗菌作用があります。

 

ただし防腐効果が高いとは言い切れないので、配合量が多くなっている場合もあります。

 

小林製薬のヒフミド化粧水の場合はBGとグリセリンの濃度が高く、アルコールとエタノールは配合されていません。

 

BG(1,3-ブチレングリコール)とは

 

菌の働きを抑制するので、防腐剤として使われたり、ビタミンCの酸化を抑制する働きもあります。
保湿剤として使われることもあり、成分表示の最初の方に記載されていれば、保湿剤として、最後の方に記載されていれば、植物エキスを抽出の際に使われています。
無色で安全生が高い成分です。

 

BG
グリセリン ジグリセリン
ベタイン ペンチレングリコール
メチルグルセス-20 セラミド1
セラミド2 セラミド3
グリセリルグルコシド カンゾウ葉エキス
ポリクオタニウム-51 ポリクオタニウム-61
ナットウガム オレイン酸
PEG-60水添ヒマシ油 アルギン酸Na
キサンタンガム ポリアクリル酸Na
フェノキシエタノール トコフェロール
クエン酸Na

 

アルコールやエタノールなどは、肌の弱い方にとって刺激になる場合があります。

 

 

殆んどの化粧品の場合、成分表の先頭は水になっていますが、先頭近くに記載されている程、配合量が多くなります。

 

水の次にアルコールやエタノールが記載されている場合は、配合量が多いので、防腐効果は高くなりますが、苦手な方は気を付けてください。

 

 

夏場などは爽快感が得られるので良いかもしれません。

 

 

化粧品は3年品質を保たなければいけない!?

 

化粧品は薬機法という法律で厳しく規制されています。

 

その項目には3年品質を保たなければいけないというものがあります。

 

防腐剤フリーを謳(うた)っているもので、製造日や消費期限の記載がないものについては気を付けなければなりません。

 


ヒフミドにはちゃんと記載がありました。

 

化粧品は開封後もしばらく使い続けるので、すぐに傷んでしまうようなものは使いたくありませんよね。

 

冷蔵庫にでも保管するなら、ある程度は持ちますが、防腐対策がしっかりされていないと、雑菌が繁殖してしまいます。

 

 

雑菌が繁殖した化粧品を使うなんて想像しただけでもぞっとします。パラベン入りの方がマシな位です。

 

 

化粧品は本当にデリケートで、手作り化粧品は作ったら必ず冷蔵庫で保存します。

 

防腐剤抜きの化粧品を暑い所で保管したら、すぐに雑菌が繁殖して腐ってしまいます。

 

 

どうしても防腐剤フリーを使いたい場合は、エアレスボトル(真空の容器)やすぐに使いきれる大きさのものを選ぶようにするといいかもしれません。

 

 

防腐剤が入っていないから肌に優しいという事はありません。

 

防腐剤フリーは宣伝文句である可能性が高いのです。だって腐っちゃうじゃないですか?

 

化粧品を選ぶ際には、製造年月日や消費期限や成分がちゃんと記載してあるものを選ぶようにしてくださいね。